
Compaq 6-3 形式の注文番号の TL881 は,クラスタ構成に最近使
用できるようになりました。 一方,TL891 ラックマウント・ベー
ス・ユニットは,Compaq 6-3 形式の注文番号で既に販売されてい
ます。 TL881 と TL891 の違いは,使用するテープ・ドライブの
種類だけです。 これらは両方とも,以前に DS-TL890-NE と呼
ばれていた拡張ユニットと,データ・ユニットと呼ばれる新し
いモジュールで動作します。
8.12 節では,TL881 と TL891 について説明しています。 これら
は,共通のコンポーネントで構成され,Compaq 6-3 の注文番号
で販売されています。
TL89x ミニライブラリ・ファミリが両方の注文番号のセットで販
売されている限り,そのマニュアルには,ミニライブラリの両方
の構成方法が説明されています。
8.1 共用バスで使用する TZ88 の準備
TZ88 では,TZ88N-TA テーブルトップ・スタンドアロン・エンクロージャと
TZ88N-VA StorageWorks ビルディング・ブロック (SBB) 13.34 cm (5.25 イン
チ) キャリアという 2 つのバージョンがサポートされています。
他の共用 SCSI デバイスと同様,TZ88N-TA および TZ88N-VA の SCSI ID
は,共用 SCSI バス上で同じ SCSI ID を持つデバイスが重複することのない
ように設定する必要があります。
以降の各項では,TZ88 の準備の詳細について説明します。
8.1.1 TZ88N-VA の SCSI ID の設定
TZ88N-VA のスイッチは,テープ・ドライブを BA350 StorageWorks エンク
ロージャにインストールする前に設定する必要があります。 通常は,自動選
択を使用します。 TZ88N-VA は 3 個のバックプレーン・スロットを占有しま
す。 物理接続は 3 つのスロットのうちの一番下のスロットで行われます。
たとえば,テープ・ドライブをスロット 1,2,3 に自動スイッチ設定でイ
ンストールすると,SCSI ID は 3 になります。 同様に,スロット 3,4,
5 に自動スイッチ設定でインストールすると,SCSI ID は 5 になります。
表 8–1 に,スイッチの設定方法を示します。 図 8–1 に,TZ88N-VA とその
8–2 テープ・ドライブを使用する共用 SCSI バスの構成
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