
6.4 QuickLoop
QuickLoop は,ファブリック内の FC-AL (Fibre Channel アービトレイテッ
ド・ループ) デバイスをサポートします。 この論理的な PLFA (プライベー
ト・ループ・ファブリック・アタッチ) は,ファブリックで相互接続され
る複数のプライベート・アービトレイテッド・ループ (ループレット) で構
成されます。 プライベート・ループ構成では,最大 2 つのスイッチのポー
トへ論理的に接続します。
______________________ 注意 _____________________
QuickLoop は,Tru64 UNIX バージョン 5.1A 構成や TruCluster
Server バージョン 5.1A 構成ではサポートされません。
6.5 ゾーニング
この節では,ゾーニングの概要について簡単に説明します。
ゾーンは,ファブリックに接続された Fibre Channel デバイスの論理的なサ
ブセットです。 ゾーニングによって,リソースを分割すれば,リソースの
管理やアクセス・コントロールが可能になります。 ハードウェア・リソー
スを有効活用するために,1 台のスイッチで複数のクラスタや複数のオペ
レーティング・システムさえ運用することもできます。 ゾーニングでは
ファブリックをゾーンに分けますが,個々のゾーンが本質的に仮想ファブ
リックになります。
ゾーニングは次の場合に使用します。
• 異なる運用環境やユーザのシステム間に,例えば 2 つのクラスタが同一
スイッチを利用できるようにするため,境界を設定したい場合。
• ファブリックの残りの領域から分離された試験領域を作成する場合。
• 未使用ポートを減らし,スイッチを有効利用する場合。
6–20 Fibre Channel ストレージの使用
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