
• 各クラスタ・メンバ・システムには,2 枚以上の (ファブリックだけの)
KGPSA ホスト・バス・アダプタが装着されています (ストレージ・ユ
ニットに対して複数の経路を持つ)。
• 通常は,使用可能なすべてのユニット (D0 から D199 までのユニット)
はすべてのホスト・ポートから使用できます。 特定のストレージ・ユ
ニットに対しては,どちらか一方の HSG80 コントローラがアクティ
ブに I/O を実行します。
ただし,ユニットに特定のコントローラを設定すれば,両方のコン
トローラを強制的にアクティブにすることが可能です (SET unit
PREFERRED_PATH=THIS)。 ユニットに対するコントローラのバラン
スを調整することで,2 つのコントローラによる最適な I/O 性能が得
られます。
____________________ 注意 ___________________
ユニットに特定のコントローラを設定した場合に,エラー条
件または電力障害が発生したために HSG80 コントローラ
が再起動すると,一方のコントローラが他方より早く起動
した場合,それがユニットを設定したコントローラかどう
かとは無関係に,先に起動したコントローラがすべてのユ
ニットを確保します。 そのため,後で起動したコントロー
ラは設定されたユニットにアクセスできず,非アクティブ
な状態になります。
したがって,両方のコントローラが設定されたユニットを認
識できるように,どのような環境下でも両方の HSG80 コン
トローラを同時に起動する必要があります。
図 6–6 と図6–7 は,異なる 2 つの推奨する多重バス NSPOF クラスタ構成を
示しています。 これらの構成の相違点は,スイッチと HSG80 コントロー
ラ・ポート間の接続方法だけです。
これら 2 つの構成では性能上の違いはありません。 図 6–6 に示す構成の方
が,ケーブル接続が簡単です。 これは,スイッチ (あるいは,スイッチ・
ゾーン) から両方のコントローラの同一サイドのポート (例えば,両方のコン
トローラのポート 1) にケーブル接続するだけですむからです。
Fibre Channel ストレージの使用 6–13
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